2008年03月08日

ラダーとは

ラダー・ロジックまたはラダー言語(ラダーげんご)は論理回路を記述するための手法で、現在多くのプログラマブルロジックコントローラ(PLC)で採用されているプログラム言語です。

ラダー図という場合もあります。

本来は、リレーによる論理回路を記述するために考案されたものです。

ラダーという名前は、この言語のプログラムが2本の並行するレール(母線)とその間に渡されるラングによって梯子(ラダー)のように見えることに由来します。


ラダー・ロジックで書かれたプログラムはリレーを使った回路と等価になります。

このため、様々なエンジニアや技術者が新たなトレーニングを受けなくても理解・利用しやすいという点で優れている言語です。


ラダー・ロジックはプロセス制御やファクトリーオートメーションでシーケンス制御などで使われるPLCのプログラミングに広く使用されています。

またラダー・ロジックは単純ではあるがクリティカルな制御が求められるシステム、あるいは旧来のリレーと実配線による回路の置き換えにも利用されます。

PLCは近年高機能化の一途をたどっており、非常に複雑なオートメーションシステムで使われるようになりました。


ほとんどのPLCメーカが自社用のラダー・ロジック用のプログラミングツールを提供しています。

通常はメーカが異なれば完全な互換性はありません。

1つの言語というよりは、互いにかなり似たプログラミング言語群といえます。

同じシリーズのPLCであっても型番が違えば記述方法が異なる、といったこともあるので、プログラムの移植は一筋縄ではいきません。


ラダー・ロジックは手続き型言語というよりは、ルールベースの言語といえるでしょう。

ラダー中の「ラング」がルールであります。

ラング内のリレー各種のデバイス(ルール)は同時に、即時に「実行」されます。

PLC内部に実装されている場合は、通常はこれらのルールはソフトウェアによってシーケンシャルに(順番に)無限ループで実行されます。

実行速度が充分に速ければ(通常はミリ秒オーダーである)この同時性、即時性があるといえます。

ただし、実際にPLCを使うときは、ラングの実行順序による制限を知っていなければならない場合もあります。